戸原玄教授と本学認定ベンチャー株式会社東京医歯学総合研究所が第8回日本オープンイノベーション大賞において「内閣総理大臣賞」を受賞

2026年2月20日 公開

東京科学大学(Science Tokyo)大学院医歯学総合研究科 摂食嚥下リハビリテーション学分野の戸原玄教授と、同分野の卒業生である山田大志氏が立ち上げた本学認定ベンチャー、株式会社東京医歯学総合研究所が開発したマウスピース型人工喉頭「Voice Retriever®(製品名 VoiceRet / ボイスレット)」が、内閣府が主催する「第8回日本オープンイノベーション大賞」にて最高賞の内閣総理大臣賞を受賞しました。授賞式は、2月9日に虎ノ門ヒルズフォーラム(東京都)にて執り行われました。

内閣総理大臣賞 受賞の様子
授賞式で賞状を授与された山田氏(左)と小野田紀美内閣府特命担当大臣(科学技術担当)
授賞式での戸原教授(左)と山田氏

「日本オープンイノベーション大賞」は、ロールモデルとなる先導的または独創的な取り組みの表彰と発信により、オープンイノベーションをさらに普及させ、我が国のイノベーション創出を加速することを目的とした全国的な賞で、優れた取り組みを行っている企業・団体・自治体を対象としています。

喉頭・声帯を摘出し、声を失った方が再び会話できるようにするための「代替発声」には、習得の難しさや音質、適応制限などの壁がありました。 そこで、摂食嚥下リハビリテーション学分野および東京科学大学病院 摂食嚥下リハビリテーション科の歯科医師が中心となり、マウスピース型人工喉頭「Voice Retriever」の開発に着手しました。本製品は、2021年に旧東京医科歯科大学で実施されたクラウドファンディングプロジェクトにより研究開発費を調達し、実証試験を行い、それが製品化に大きく寄与したものです。

Voice Retrieverは、口唇・舌の動きを活用して音源を制御するため、従来法に比べ短時間で実用的な会話が可能となり、患者さんの日常生活への復帰を力強く後押しします。医療機器でありながら、使い続けられることを重視した設計思想も高く評価されました。

VoiceRetを持つ山田氏(左)と戸原教授
VoiceRet
VoiceRetの仕組み

受賞者

戸原 玄
大学院医歯学総合研究科 摂食嚥下リハビリテーション学分野 教授
山田 大志
株式会社東京医歯学総合研究所 代表取締役

授与団体

内閣府

賞名

日本オープンイノベーション大賞 内閣総理大臣賞

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大学院医歯学総合研究科 摂食嚥下リハビリテーション学分野
教授 戸原玄

株式会社東京医歯学総合研究所
代表取締役社長 山田大志