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イノベーションデザイン機構が支援する2024年度GAPファンドプログラムの採択者が決定

2024年10月1日 公開

イノベーションデザイン機構では、世界を変える、社会課題解決に繋がる社会的インパクトの大きいスタートアップが持続的に創出するため、優れた技術シーズの事業化を後押しする、さまざまな支援を行っています。
大学発スタートアップ創出には、技術と事業の大きなギャップを埋める必要があり、今回は、技術シーズと事業化の間に存在するこれらのギャップを埋めるプログラム(資金、人的リソース提供、チームづくり支援等)、「GAPファンドプログラム」(Tokyo Tech Gap Fund Program 2024として8月に公募し9月中に審査・採択したもの)に6課題の採択を決定いたしました。

採択者一覧

芙蓉みらいGAPファンドプログラム

氏名 所属 職名 研究テーマ
雨宮 智宏 工学院電気電子系 准教授 フォトニックワイヤボンディングを核とした次世代光電融合デバイス開発の事業化
藤崎 伊久哉 工学院電気電子系 博士後期課程 量子センサを用いた先進的非破壊検査システム

研究者スタートアップチャレンジ ※1

氏名 所属 職名 研究テーマ
上野 隆史 ※2 生命理工学院 生命理工学系 教授 細胞内精製反応による革新的タンパク質製造プロセスの確立と実証
本田 雄士 ※2 科学技術創成研究院
化学生命科学研究所
助教 バイオ医薬品開発を⽬的とした新規薬物送達システム(DDS)技術の社会実装
Pham Nam Hai 工学院電気電子系 教授 超省力・超高速・高分解能エッジAI半導体に向けたSOT-MRAM不揮発性メモリ
三浦 智 工学院機械系 准教授 直感的に多様なロボットや乗り物を操縦できるコントローラ

*1 本プログラムは、東京科学大学基金「スタートアップ支援基金」の支援ほかにより運営しています。
*2 本事業は、東京都の"多様な主体によるスタートアップ支援展開事業"に採択されました。
2024年度の採択プロジェクトでは、従来のメンター、ファシリテーターによるサポートに加えて、ビジネスモデルや事業化計画を構築する事業開発者、国内外の市場調査や競合調査等を行う調査分析担当者を加えたチームを編成し、技術開発の進展のみならず、海外で展開するための事業モデルの構想を練ります。

プログラムの目的

大学から生まれる優れた技術シーズと事業化の間に存在するこれらのギャップを埋め、技術シーズの実用化を目指す教員等に試作開発等の資金を提供するとともに、事業化メンターと事業化ファシリテーターがチームを組んで、起業に向けた伴走支援やCEOやCFOのマッチングなど、必要なチーミング支援を行うものです。
それによって、世界を変える、社会課題解決に繋がる社会的インパクトの大きいスタートアップが持続的に創出される体制を構築することを目的にしています。
本プログラムにおいては、本学の革新的技術シーズを基にグローバル市場を目指す大学等発ベンチャーやSDGsの達成にも資する社会的インパクトの高い大学等発ベンチャーを創出するため、研究開発課題の募集をいたします。採択された研究課題には、研究開発費(GAPファンド)が支給され、イノベーションデザイン機構のサポートの下、起業や次のステージの研究開発資金獲得(JSTのSTART、NEDOのNEP/STS等)を目指し、活動することとなります。

支援対象

研究開発課題

本学の研究者(教員、研究員等)が研究代表者 として、事業化に向けて、研究機関の研究成果と事業化のギャップを埋めるため、ビジネスモデルのブラッシュアップ、試作品製作、仮説検証のためのデータ(実験結果、計算結果)等を進める研究課題

研究開発期間

2024年10月1日~2025年6月30日

研究開発費

1課題当たり500万円

イノベーションデザイン機構

住所
〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6